カテゴリー: 運動・ウォーキング

  • 5/13は愛犬の日!歩いて体と心を整える秘訣

    5/13は愛犬の日!歩いて体と心を整える秘訣

    5月13日は「愛犬の日」です!1956年(昭和31年)のこの日、誠文堂新光社が大規模な愛犬イベントを開催したことを記念して制定されました。愛犬家の方にとっては特別な一日ですね。

    犬を飼っていると、毎日自然に「散歩」する機会が生まれます。この散歩が、実は体と心にとって驚くほど大切な役割を果たしているとご存知でしたか?今日は「愛犬の日」にちなんで、歩くことがもたらす健康効果と、自宅でできるウォーキング準備ケアについてお伝えします。

    なぜ「歩く」ことが体に大切なのか

    人間の体は、もともと「歩くために」設計されています。足は「第二の心臓」とも呼ばれており、ふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩することで血液を心臓に送り返すポンプの役割を果たしています。しかし現代人は座っている時間が長く、この「ふくらはぎポンプ」が十分に機能していないことがとても多いのです。

    「最近むくみが気になる」「足がだるい」という方は、歩く機会が減っているサインかもしれません。

    歩くことで得られる主な効果をご紹介します。まず血流が改善されることで、むくみや冷え性が解消されやすくなります。次に筋力が維持されることで、転倒防止につながります。また骨密度も保たれるため、骨粗しょう症の予防にも効果的です。さらに脳内でセロトニンが分泌され、気分転換やメンタルケアにも役立ちます。

    愛犬の散歩が健康に与える驚きの効果

    スウェーデンで行われた大規模な研究では、犬を飼っている人はペットを飼っていない人に比べて、心血管疾患による死亡リスクが約23%低かったという結果が報告されています。これは単なる偶然ではありません。犬との散歩には「適度な運動習慣」が自然に組み込まれているのです。

    また、散歩中には近所の方と声を交わす機会も増えます。この「社会的なつながり」が、認知症リスクの低減にもつながることが分かっています。外に出て人と話すことで、脳が刺激を受け、心も元気になります。

    犬を飼っているだけで、健康寿命が延びるかもしれない——。これは高齢者の方にとって、とても心強いデータです。

    犬を飼っていない方でも大丈夫です。大切なのは「毎日少しでも外を歩く」という習慣そのものです。近所の公園まで歩くだけでも、体に十分な刺激を与えることができます。

    高齢者・介護中の方に特に多い「歩けない」悩み

    「歩くことが大切だとわかっているけど、なかなか歩けない」という声をよく耳にします。施術経験から感じることですが、歩けない理由の多くは「痛み」か「疲れやすさ」にあります。

    よくある原因としては、膝や腰の痛み(変形性関節症など)、足裏・足首の筋力低下、バランス感覚の低下による転倒への恐怖、全身の筋肉が固まって動きにくいといったことが挙げられます。

    痛みがあって歩けないのに「歩きなさい」と言われても、それは酷な話です。



    まずは「なぜ歩けないのか」の原因にアプローチすることが大切です。鍼灸指圧マッサージでは、筋肉の緊張を和らげ、関節の動きを改善することで、「また歩けるようになった」「散歩が楽しくなった」とおっしゃっていただける方が実際にいらっしゃいます。痛みを取り除いてから歩く習慣を作る——この順番がとても重要です。

    自宅でできるウォーキング準備ケア

    散歩前後に行うと効果的なセルフケアをご紹介します。どれも特別な道具は不要で、今すぐ自宅で試せるものばかりです。

    ふくらはぎマッサージ(1回5分)
    椅子に座った状態で、両手でふくらはぎをやさしく包み、足首から膝に向かって軽く押しながら引き上げます。「痛気持ちいい」程度の力で行うのがポイントです。血流が改善され、むくみや重だるさが和らぎます。

    足首回し(各方向10回)
    座った状態で片足を少し浮かせ、足首をゆっくり大きく10回ずつ回します。内回り・外回り両方行いましょう。足首が柔らかくなると、歩く際の安定感が増します。

    太ももの前面ストレッチ(各30秒)
    壁に手を当てて立ち、片足を後ろに引いてかかとをお尻に近づけます。太ももの前面が伸びるのを感じながらゆっくり呼吸しましょう。膝への負担を軽減し、歩くときの姿勢が安定します。

    これらは1日合わせて10分程度で完了します。毎日続けることで、体が変わってきます。

    今日からできること

    1. 今日の夕方、まず玄関から出て5分だけ歩いてみる
    2. 入浴後にふくらはぎマッサージを試してみる
    3. 愛犬を飼っている方は、今日の散歩を5分だけ延ばしてみる
    4. 「膝が痛い」「腰が心配」という方は、無理せず専門家に相談する
    5. 家族が歩くのをためらっているなら、一緒に玄関まで出てみる



    無理に長距離を歩こうとしなくても大丈夫です。大切なのは「毎日少しずつ続けること」。継続こそが体を変える最大の力です。最初は5分でも、1か月後には15分、3か月後には30分と、体は必ず応えてくれます。

    まとめ

    5月13日の「愛犬の日」にちなんで、「歩くこと」と「体と心の健康」についてお伝えしました。愛犬との散歩は、ただの運動ではありません。社会とのつながり、精神的な癒し、そして体の機能維持——多くのものをもたらしてくれます。

    「歩きたいけど体が言うことを聞かない」「膝や腰が痛くて外に出られない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸指圧マッサージによるケアで、体の動きをサポートいたします。ご自宅まで伺いますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


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  • 4/29は国際ダンスデー!動いて脳も体も若返る秘訣

    4月29日は『国際ダンスデー』です!

    国際ダンスデーは、フランスの著名な舞踏家ジャン=ジョルジュ・ノヴェール氏の誕生日(1727年4月29日)にちなんで、ユネスコの関連団体である国際演劇協会(ITI)によって制定された記念日です。ダンスという芸術・文化の普及を目的としています。

    「ダンスなんて私には関係ない…」と思われましたか?でも待ってください。「体を動かす・リズムに乗る」という行為は、高齢者の健康維持にとって非常に重要な役割を果たしています。施術の現場でも、リズムに合わせて体を動かすことが心身に与える効果の大きさを日々実感しています。

    国際ダンスデーと体を動かすことの大切さ

    「ダンス=若者のもの」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし近年、医療・介護の現場でも「リズム運動」や「音楽に合わせた体操」が注目を集めています。

    体を動かすことへのハードルを下げる。それが国際ダンスデーが私たちに伝えるメッセージです。

    大げさな運動でなくてよいのです。椅子に座ったまま手拍子をする、好きな音楽に合わせてゆっくり体を揺らす——そんな小さな動きが、実は大きな健康効果をもたらします。訪問施術の現場でも「音楽をかけながらケアをすると、お体の緊張がほぐれやすい」と感じることが多く、リズムと体の関係の深さを実感しています。

    高齢者に運動が特に重要な理由

    年齢を重ねるにつれ、筋力・バランス感覚・反射神経は自然と低下していきます。この変化は避けられませんが、「意識的に体を動かす習慣」があるかどうかで、その速度は大きく変わります。

    ① 筋力低下(サルコペニア)

    加齢により筋肉量は40歳以降から徐々に減少し、70代になると20〜30代の頃の約半分になるとも言われています。筋肉が減ると転倒リスクが高まり、日常生活動作が困難になっていきます。たとえば「立ち上がるのがつらくなった」「歩くのが遅くなった」という変化は、筋力低下のサインの一つです。

    ② バランス感覚の衰え

    平衡感覚をつかさどる小脳や前庭器官の機能も年齢とともに低下します。「最近、ふらつきが気になる」「段差でつまずくようになった」という方は、バランス機能の低下が始まっているサインかもしれません。転倒による骨折は、高齢者の寝たきりにつながる大きなリスクです。

    ③ 認知機能の変化

    運動量が少ないと、脳への血流も減少します。特にリズムや音楽に合わせた運動は、脳の複数の部位を同時に使うため、認知症予防にも効果的であることが研究でも示されています。体を動かすことは「体の健康」だけでなく「脳の健康」にも直結しているのです。

    リズム運動が体と脳に与える効果

    施術経験から感じることですが、リズムに乗って体を動かすと、患者さんの表情が自然と柔らかくなります。音楽と動きが組み合わさることで、心理的な緊張もほぐれていくのです。

    リズム運動には以下のような効果があるとされています:

    • 脳の活性化:音楽を聴きながら体を動かすと、運動野・聴覚野・感情に関わる領域が同時に働き、脳全体が刺激される
    • バランス機能の改善:リズムに合わせた重心移動が、平衡感覚を鍛える
    • 気分の向上:体を動かすことでセロトニン・エンドルフィンが分泌され、気分が明るくなる
    • 血行促進:筋肉を動かすことで全身の血流が改善され、冷えやむくみの予防にもつながる

    特に、椅子に座ったままできる「チェア体操」やリズム体操は、足腰に不安のある高齢者にも安心して取り組んでいただける方法です。

    自宅でできるリズム体操・セルフケア

    特別な道具は一切不要です。好きな音楽(懐メロ・演歌・クラシックなど何でもOK)をかけながら、以下の動きをお試しください。

    ステップ①:座ったまま足踏みリズム
    椅子に深く腰かけ、音楽に合わせてゆっくり足踏みをします。太ももを軽く持ち上げるだけでOK。1〜2分続けることで下肢の血行が促進されます。

    ステップ②:手拍子+首のストレッチ
    リズムに合わせて手拍子を打ちながら、首をゆっくり左右に傾けます。肩こりや首のこわばりを和らげる効果があります。痛みがある場合は無理せず小さな動きから始めましょう。

    ステップ③:肩回し+深呼吸
    両肩をゆっくり前→上→後ろ→下と大きく回します。息を吸いながら肩を上げ、吐きながら下げる。これを5〜10回繰り返すと、肩周りの緊張がほぐれ、気分もリフレッシュします。

    ポイントは「楽しむこと」です。正確にやらなければと力を入れすぎず、音楽に身を委ねる感覚で行ってみてください。家族やヘルパーさんと一緒に楽しむのもおすすめです。

    今日からできること

    1. 好きな音楽を1曲選ぶ(懐かしい曲・演歌・クラシックなど何でもOK)
    2. 椅子に座ってその曲に合わせて足踏みをする(1日1曲から始めてOK)
    3. 手拍子・肩回し・首のストレッチを組み合わせてみる
    4. 家族やヘルパーさんと一緒に楽しむ(コミュニケーションにもなります)
    5. 週3回・1回5分から無理なく続ける

    「今日、1曲だけやってみる」——それで十分です。小さな一歩が、体を確実に変えていきます。

    まとめ

    4月29日の国際ダンスデーを機に、「体を動かすこと」を少し意識してみませんか。

    ダンスといっても難しく考える必要はありません。好きな音楽に合わせて体を揺らす、手拍子を打つ、椅子に座ったまま足踏みをする——そんな小さな動きが、筋力・バランス感覚・脳の活性化につながっていきます。

    「最近、体を動かす機会が減っている」「転倒が心配」「体のどこかに痛みや不調がある」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。訪問鍼灸マッサージでは、おひとりおひとりの状態に合わせたケアと運動のアドバイスを提供しています。まずは一度、タカ先生にご連絡ください。


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  • 4/22はアースデイ!春の外歩きで健康長寿

    4/22はアースデイ!春の外歩きで健康長寿

    🌍4月22日はアースデイ!春の外歩きで健康寿命を伸ばそう


    目次


    4月22日は「アースデイ」です。1970年にアメリカで始まった地球環境を考える日で、現在では世界中で取り組まれています。自然と触れ合う良いきっかけでもありますね。

    ただ、「外に出たいけど体が不安…」という方や、「親の外出が減っている」と感じているご家族も多いのではないでしょうか。

    実は、歩かない生活は体にさまざまな悪影響を及ぼします。

    • 筋力低下
    • 骨密度の低下(骨粗しょう症)
    • 認知機能の低下

    運動不足は、要介護状態につながる一因ともされています。

    現場でも、冬を越えた春先には「体が硬い」「すぐ疲れる」「膝が痛い」といった声が増える傾向があります。

    これは運動不足による典型的なサインです。

    高齢者の「歩かない生活」が招くリスク

    加齢とともに外出する機会が減ると、筋力や体力だけでなく、骨や脳の健康にも影響が出てきます。

    日常的に歩く習慣がないと、少しの段差でも転倒しやすくなり、結果的に寝たきりにつながるリスクも高まります。



    春の外歩きが体に与える素晴らしい効果

    ① 日光浴でビタミンDを補う

    日光を浴びることで、骨を強くするビタミンDが体内で作られます。
    15〜30分程度の日光浴が目安とされています。

    ② セロトニン分泌で心も安定

    自然の中を歩くことで、セロトニンの分泌が促されます。

    • 気分の安定
    • ストレス軽減
    • 睡眠の質向上

    結果的に、認知機能の維持にも良い影響が期待されます。

    ③ 足腰の筋力維持・転倒予防

    歩くことは最もシンプルで効果的な運動です。

    1日7,000〜8,000歩程度が健康維持に効果的とする研究もあります。

    「少しずつ続けること」が一番大切です。

    安全に歩くためのセルフケア方法

    【歩く前のウォームアップ(約3分)】

    • 足首をゆっくり回す(左右10回)
    • 膝の曲げ伸ばし(左右5回)
    • 肩回し(10回)

    これだけでもケガ予防につながります。

    【歩き方のポイント】

    • 背筋を伸ばす
    • 視線はやや前
    • かかとから着地

    小さな歩幅でゆっくり歩くことが安全のポイントです。

    【歩いた後のクールダウン】

    ふくらはぎのストレッチ(左右20秒)

    血流改善やむくみ予防に効果的です。

    今日からできること

    1. まず5分だけ歩く
    2. 時間を決める(食後30分〜1時間後がおすすめ)
    3. 家族と一緒に歩く
    4. 水分補給を忘れない
    5. 痛みがあるときは無理をしない

    まとめ

    アースデイのこの機会に、ぜひ外に出てみてください。

    「歩く」というシンプルな行動が、健康寿命を大きく左右します。

    • 無理なく
    • 少しずつ
    • 継続する

    これが一番のポイントです。

    「膝が痛い」「歩くのが不安」という方は、無理をせずご相談ください。



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    吹田市・豊中市・淀川区を中心に訪問対応しています。お気軽にご相談ください。

  • 4/19は地図の日!歩いて健康になる方法

    4/19は地図の日!歩いて健康になる方法

    4月19日は「地図の日(最初の一歩の日)」です。1800年のこの日、江戸時代の測量家・伊能忠敬が日本全土の実測地図を作るため、蝦夷地(北海道)への第一歩を踏み出しました。なんと56歳からの挑戦だったと言われています。「何歳からでも、最初の一歩が大切」——これは体の健康にも全く同じことが言えます。今日は、「歩くこと」がいかに体に良いかをお伝えします。

    4月19日は「地図の日」——最初の一歩の意味

    伊能忠敬は56歳で測量を始め、71歳で日本全土の正確な地図を完成させました。当時の平均寿命を考えると驚くべきことですが、それを可能にしたのは「毎日歩く」習慣だったとも言われています。

    訪問の現場でも、「先生、私もうどこにも出かけなくなって…」とおっしゃる方に出会います。でも、歩かなくなると体の機能は驚くほど早く落ちていきます。逆に、少しずつでも歩く習慣を取り戻すと、体と気持ちが明らかに変わっていくのを施術で実感しています。

    歩くことが体に与えるすごい効果

    ① 筋力の維持と転倒予防

    歩くことで太もも・ふくらはぎ・お尻の筋肉が鍛えられます。これらは「立つ・歩く・座る」という日常動作の土台となる筋肉です。週3回・1回10分歩くだけでも、筋力低下のスピードを大幅に落とせるという研究もあります。

    ② 血行促進と体の回復力アップ

    歩くと心拍数が適度に上がり、血液が全身に行き渡ります。施術経験から言うと、定期的に歩いている方は、そうでない方に比べて筋肉のほぐれ方が全然違います。血の巡りが良いと、疲労物質も排出されやすくなり、肩こり・腰痛の回復も早くなります。

    ③ 自律神経・メンタルへの効果

    外を歩くことで日光を浴び、セロトニン(幸福ホルモン)が分泌されます。これが自律神経のバランスを整え、気分の落ち込みや不眠の改善にもつながります。「外に出たら気分が楽になった」という体験は、科学的にもしっかり裏付けられています。

    高齢者・介護中の方に特におすすめな歩き方

    🚶 「ゆっくり・短く・毎日」が基本

    一気に長く歩こうとする必要はありません。1回5〜10分で十分です。大切なのは「毎日続けること」。郵便受けまで歩く、庭を1周する——それで十分です。

    🚶 かかとから着地・つま先で蹴る

    正しい歩き方は「かかとから着いて、つま先で地面を蹴る」こと。ペタペタとすり足になると転倒リスクが高まります。意識して「かかとを先に」歩くだけで、ふくらはぎの筋肉がしっかり使われます。

    🚶 杖・手すりを上手に活用

    「杖をつくのが恥ずかしい」とおっしゃる方も多いですが、杖は転倒を防ぐ大切な道具です。安全に歩ける環境を整えることが、長く歩き続けるための第一歩です。

    今日からできること

    1. 今日1回、玄関から出て5分歩いてみる(伊能忠敬にならって「最初の一歩」)
    2. 歩く前に足首をぐるぐる10回まわす(ウォームアップで転倒予防)
    3. 歩く時間を毎日同じにする(習慣化のコツ:食後・起床後など)
    4. 歩いた距離や歩数を手帳にメモする(達成感が継続のモチベーションに)
    5. 無理なく歩けているか、体の様子を週1回チェック(膝・腰への負担に注意)

    まとめ

    伊能忠敬が56歳で「最初の一歩」を踏み出したように、何歳からでも始められるのが「歩くこと」の素晴らしさです。難しい道具も特別な場所も必要ありません。今日のこの一歩が、半年後・一年後の体を作ります。

    「足が痛くてうまく歩けない」「歩き始めたいけど不安」という方は、まずお体の状態を確認しながら一緒に考えましょう。訪問鍼灸・マッサージで、歩ける体づくりをサポートします。お気軽にご相談ください。


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  • 「運動しなきゃ」

    「運動しなきゃ」





    「運動しなきゃ」と思うだけで終わっていませんか?椅子に座ったまま足首を回すだけで変わること


    「運動しなきゃ」と思いながら、また今日も動けなかった…

    そんな経験、ありませんか?

    テレビを見ながら「そろそろ体を動かさないとな」と思う。寝る前に「明日こそウォーキングしよう」と決める。でも次の日が来ると、なんとなく面倒になって、また同じことの繰り返し…。

    実は、これはあなたの意志が弱いのではありません。激しい運動や「ちゃんとした運動」を始めようとしているから続かないのです。

    訪問鍼灸・マッサージの仕事で、毎日多くのご高齢の方々のお宅にお伺いしていると、こんなことを耳にします。

    • 「もっと若いときから運動しておけばよかった」
    • 「転んでから、外を歩くのが怖くなってしまった」
    • 「むくみがひどくて、夕方になると靴が履けなくなる」

    そのたびに思うのです。もっと早い段階で、もっと小さな一歩を踏み出せていたら、と。

    今日お伝えしたいのは、ジムに通うことでも、毎朝ウォーキングを30分することでもありません。椅子に座ったまま、テレビを見ながら、ちょっとした「足首クルクル」から始める話です。


    なぜ「激しい運動」から始めると失敗するのか

    運動に関するよくある誤解があります。それは「運動=ある程度きつくないと意味がない」という思い込みです。

    もちろん、筋力をしっかりつけたい、心肺機能を鍛えたいという目的であれば、強度の高い運動も必要です。でも、健康を維持する・転倒を予防する・血流をよくするという目的であれば、まったく話が違います。

    厚生労働省の身体活動基準では、65歳以上の方に対して「横になったままや座ったままにならなければ、どんな動きでもよいので身体活動を毎日40分行うこと」を推奨しています。皿洗いや洗濯、ゆっくりとした散歩なども含まれます。つまり「日常の中で少し動く」ことが、まずスタートラインなのです。

    激しい運動から始めると、こんな流れになりがちです。

    • 筋肉痛になる
    • しんどくて翌日休む
    • 「やっぱり自分には無理だ」と感じる
    • やめてしまう

    施術経験から言わせていただくと、運動習慣がない状態から急に激しい運動を始めた方ほど、膝や腰を痛めてかえって動けなくなるケースをよく見てきました。最初の一歩は、拍子抜けするくらい小さくていい。


    足首は「第2の心臓」への入り口

    では、なぜ足首なのでしょうか。

    人間の体は、心臓がポンプとなって血液を全身に送り出しています。ところが、心臓から一番遠い足先・足首のあたりは、血液が心臓に戻りにくい構造になっています。重力に逆らって、下から上へと血液を押し上げなければならないからです。

    その大切な役割を担っているのが、ふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれており、筋肉が収縮・弛緩することで静脈の血液を上に送り出すポンプ機能を果たしています。

    そして、足首を動かすと、このふくらはぎの筋肉が一緒に刺激されます。足首をグルグルと回す動きは、見た目はとても小さな動作ですが、実はふくらはぎのポンプ機能を呼び覚ます、とても合理的な運動なのです。

    「足首を動かすだけで血流が変わる?」と疑う方もいらっしゃるかもしれません。でも、実際に施術の合間に患者さんの足首を動かすだけで、足のむくみや温度感が変わるのを何度も体感してきました。


    「足首クルクル」で起きる、3つのうれしい変化

    ① むくみが改善される

    夕方になると足がパンパン、靴がきつくなる…これは血流やリンパの流れが滞ることで、余分な水分が足にたまっている状態です。

    足首を回すことでふくらはぎのポンプ機能が高まり、下半身に滞っていた血液やリンパ液の流れがスムーズになります。長時間座りっぱなしのデスクワークや、一日中立ちっぱなしの方に特に効果を感じていただきやすいです。

    ② 転倒リスクが下がる

    これは、訪問の現場でとても実感していることです。

    高齢者の方が転倒する原因のひとつに、足関節(足首)の可動域が狭くなることがあります。足首が硬くなると、歩くときに地面の段差に対応できず、つまずきやすくなります。また、バランスを崩したときに素早く体勢を立て直す反射が遅くなります。

    研究でも、足関節の背屈可動域(足首を上に曲げる動き)とバランス能力には相関があることが示されており、転倒予防や障害予防に効果があると言われています。毎日少しずつ足首を動かして柔軟性を保つことが、転倒予防のベースになるのです。

    東京消防庁の調査では、転倒の50%以上が屋内で発生しており、その多くが居室や寝室だったことが報告されています。「外では気をつけているから大丈夫」では不十分で、むしろ自宅の中での転倒対策が大切なのです。

    ③ 冷えが和らぐ

    足首が硬くなると血流が悪くなり、足先が冷えやすくなります。特に冬場や冷房が効いた部屋では、足先の冷えがじわじわと体全体の疲れにつながります。

    足首を動かすことで末梢の血流が改善され、足先の冷えが和らぎます。足が温まると入眠しやすくなる効果もあり、睡眠の質改善にもつながります。


    今日からできる!「椅子に座ったまま足首ケア」のやり方

    難しいことは何もありません。椅子に座ったまま、テレビを見ながら、会話しながら、ゆっくりやっていただければOKです。

    ① 足首回し(基本)

    1. 椅子に深く座り、背筋を軽く伸ばします
    2. 片足を少し浮かせるか、床についたまま足先だけ浮かせます
    3. 足首をゆっくり外側に10回、内側に10回まわします
    4. 反対の足も同様に行います
    ポイント:

    • 痛みのない範囲でゆっくり、大きく回すのがコツです
    • 「硬いな」「回しにくいな」と感じる方向こそ、丁寧に動かしてあげましょう
    • 「ゴリゴリ」「ポキポキ」と音がしても、痛みがなければ問題ありません。こわばりがほぐれているサインです

    ② つま先の上げ下ろし(より手軽に)

    足裏を床につけたまま、かかとを床に押しつけながらつま先だけを上げ下ろしします。これだけでもすねとふくらはぎの筋肉が動き、血流促進に役立ちます。信号待ちや座り仕事の合間にもできる、超お手軽バージョンです。

    ③ かかとの上げ下ろし(立った状態でも)

    立てる方は、両手を椅子の背もたれに添えながら、かかとをゆっくり上げてゆっくり下ろします。ふくらはぎの筋肉がしっかり使われ、ポンプ機能がぐっと高まります。10回×2〜3セットから始めてみましょう。


    続けるためのコツ:「運動する時間」を作らない

    習慣化で最も大切なのは、「運動する時間を別に作ろうとしない」ことです。

    • 朝の歯磨きをしながら足首を回す
    • テレビのCM中につま先を上げ下ろしする
    • 夜、布団の上で横になりながら足首をゆっくり回す

    こうした「ついで習慣」として組み込むと、意志の力を使わなくても自然と続けられます。

    施術経験から患者さんを見ていると、「毎日必ず」を目指すよりも「気づいたときにやる」くらいの軽い気持ちで始めた方が、結果的に長続きしています。完璧にやろうとしないこと。それが続ける最大のコツです。

    また、一緒に住んでいる家族やご近所の方を誘って一緒にやると、楽しく続けられます。2026年現在、各地の自治体や地域のサロンでも、座ってできる介護予防体操のプログラムが増えていますので、そういった場に参加するのもひとつの選択肢です。


    「ちょっと待って」——むくみが気になる方へ大切なこと

    足首体操やふくらはぎのケアは、多くの方にとって安全にできるセルフケアです。ただし、むくみの原因は「運動不足や長時間の同じ姿勢」だけではありません。心臓・腎臓・肝臓の病気、静脈瘤、薬の副作用などによってもむくみは起こります。

    以下のような場合は、まず医療機関へご相談ください。

    • 片足だけに強いむくみがある
    • むくみが急に出てきた・どんどんひどくなっている
    • 押してもなかなか戻らない、皮膚が変色している
    • 息苦しさや胸の痛みを伴っている

    「たかがむくみ」と思わず、体からのサインをしっかり受け取ってください。


    まとめ:今日の一歩は、10年後の自分への贈り物

    「毎日少しだけ動くこと」は、地味に見えて実はとても大切なことです。

    足首を回す。つま先を上げ下ろしする。それだけで血流が改善され、むくみが和らぎ、転倒リスクが下がっていきます。

    健康は、急に手に入るものではありません。でも、少しずつ積み重ねることで、確実に変わっていきます。10年後に「あのとき始めておいてよかった」と思える自分でいるために、今日の一歩を踏み出してみてください。

    椅子に座ったまま、テレビを見ながら、足首をグルグル。それでいいんです。


    体の不調や運動についてのご相談は、いつでもお気軽にどうぞ😊
    訪問での鍼灸・マッサージ施術も行っております。
    一人ひとりの状態に合わせて、無理のないセルフケアのアドバイスもさせていただいています。

    あなたの体のことを、一緒に考えさせてください。

    たか訪問マッサージ
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    執筆:タカ(鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)/吹田市・北摂エリア対応